:愉快なアメリカ女子:瞬殺ヘアカット編

丑三つ時にこんにちは!アメリカ在住のアラフォー・ブロガー、橘エコです。
突然ですがワタクシ、先日アメリカの美容院に初挑戦してきました。

渡米して10年、これまでずっと髪を切るのは日本帰国時のみ。1〜2年美容院に行かずに伸ばしっぱなし、なんてのが普通だったんです。ただ最近では帰国もそう頻繁にできなくなっており、伸ばしっぱなしも限界に。地面につくかつかないかというほどの長い髪がウザくなってきたこともあり、先だって近所の美容院へ行ってバッサリとショートにして来たというわけなのです。

担当の美容師さんは、ベリーショートに体中に入ったタトゥーが映えるゴス系レズビアン。しかも仏教徒で、手首には何十もの数珠のようなアクセサリーを着用。瞑想するのが日課だとかで、なかなかの迫力と神秘的な印象の持ち主でした。


ギャップ4:驚愕!一秒で終わる
アメリカ・ヘアカット事情


で、なぜ初挑戦かって?

それはね、これまでアメリカ人美容師さんを嫌厭してきたからなのです。

①ディテールを英語で説明するのがめんどい
②日本人の髪質になれていないアメリカ人美容師が信用できない
③下手な美容師にあたると「髪ではなく耳たぶを切られる」という都市伝説を聞いたことがある


などなど、10年間も嫌厭して来たにはいろいろと訳があるのです。でも、一番の理由は渡米したての頃にTVで見たある衝撃映像にあります!

カリスマ美容師がモデルの髪をロングからショートにする! それだけの映像だったのですが…
それは私をアメリカ人美容師恐怖症にするだけの破壊力をもったものでした。


 カリスマ美容師:じゃあ、切りますね」
 (1本で結ばれた髪を結び目の上からパツ〜ンと1度に切り落とす)
 カットモデル:「あら、すでに素敵♡」
 カリスマ美容師:「でしょ?うふふ。じゃ、これから揃えていくわね」



って…!!!
うふふじゃねーわ、アホか〜。
私にはサムライの断髪式にしか見えねーわ!

このファーストインパクト(最初のカットにかかった時間)、正味0.1秒

当時はさすがはザ・大雑把の国、アメ〜リカ。ヘアカットも瞬殺で済ますものなのかと思っていたものでした。




でもね、


この恐怖心、実際に美容院に行ったら完治しちゃいました。


あ、もちろん件のゴス系美容師さんも、
私の長がすぎる髪をサムライ断髪方式でカットしたんですよ。
けれど、それには理由があることが分かったのです。


 ゴス美容師:この長さなら余裕でいけるわね。ニヤニヤ
 ET:何が余裕なの? ていうかなんでニヤけてるの?
 ゴス美容師:1本でしばってこれだけの長さがあれば、髪を寄付できるの。
 ET:???


そう、アメリカではガン治療で髪をなくした子どもや、
女性たちに髪を寄付する制度が充実しているのです。


集まった髪でウィッグを作るにはある程度の長さが必要で、
バラバラの長さの髪ではなく均一の方が良いという理由から、
サムライの断髪方式=一本縛りカットという手段が取られていたのですね。感涙です!



アメリカの美容院のほとんどがこの寄付制度に賛同しており、
毎年パンテーンが主催するNational Donate Your Hair Dayというイベントも開かれています。

寄付するのに最低でも必要な髪の長さは、8インチ(約20センチ)以上。
妖怪のごとく長くなっていた私の髪は、わざわざ計らずとも一目で規定に達していることが分かり、美容師さんも一手間省くことができてご満悦だった様子。
だからニヤけていたのです。

こうした運動は、日本でも年々盛んになって来ているようですね。
参加している美容院も調べてみたら、関東を中心に結構ありました。(詳しくはJHDACのホームページで!)

もしかしたら、この切り方が日米のギャップだと思っていたのは私だけなのかも!?
このサムライ断髪方式が日本でも普通になる日が来るかもしれませんね。


次回は「こんがりにも程がある!アメリカ女子の日サロな日常」をお送りします。


イラスト:めがめたる●イラストレーター、ゆるブロガー
WEBマガジン「出費とたたかう夫婦の節約物語」さしえ、絵日記ブログ「彼と日本語と私」「メタリ子生活帖」など。


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